小さくたためて大きく使える 縮長275mmのコンパクトな6段三脚 ベルボンウルトレック UT-53Q

 α7Rは撮影にシビアさを要求されるという触れ込みをよく目にしていたため、ここぞというときの撮影には三脚が必須なのではないかと予想しています。

α7Rやレンズと一緒に持ち運ぶ際にもあまりストレスにならないように『なるべく小さく』『なるべく軽く』『基本性能も高い』という条件に合った三脚はないかなと思って探してみたのがベルボンのウルトレックシリーズです。

  

 

ウルトレックシリーズには3種類あり、それぞれメーカーさんが想定している耐荷重が違うようです。

三脚の重量が重いほどカメラを据え付けた際の安定感が増すのは想像しやすいところなのですが、重いということは持ち運ぶ際にジワジワと体力を奪う結果に繋がります。

α7Rに現在発売が予定されている重量級のフルサイズEマウントレンズ『FE 70-200mm F4 G OSS / SEL70200G』を例に、今回購入すべき三脚はどれなのかメーカーさんに直接問い合わせをしてみました。

 

 

ご担当者様

先日ソニーのα7Rを購入し、撮影時に携行する機動性に優れた軽量かつコンパクトな三脚を探しているところです。

ウルトレックシリーズが人気のようなのですが、どうやら3種類あり上記のカメラではどれが適しているのかがいまいちわかりません。

現時点では純正の未発売レンズ『SEL70200G』 という望遠レンズが最大のものとなり、これも購入する予定です。
http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL70200G/

この場合、UT-43Q、53Q、63Qどれでも問題がないのか、あるいは特定の型番のものから選んだ方が良いのかなど、購入すべき ターゲットを絞り込む知識が足りずに悩んでいます。

アドバイスをいただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

 

質問の仕方が悪かったからでしょうか、1週間ほどしてようやくベルボンさんから届いた回答がこちら。

 

お問い合わせありがとうございます。

三脚は大型になるほど安定しますが、携帯性との兼ね合いが難しいと思われます。
お尋ねの機材・UTシリーズでございましたら UT-63Qをお勧めいたします。

以上、よろしくおねがいいたします。
*****************************

ベルボン株式会社 サポート

 

そうかー。

UT-63Q がおススメなのですね。

 

でもね、1週間近くも回答をいただけなかったから質問は黙殺されたものと思って UT-53Q 買ってしまいましたよ!(笑)

 

独自調査をまとめるとこんな感じ。

  • UT-43Q は一番最初にリリースされたウルトレックシリーズで、コンパクトデジカメやマイクロフォーサーズなどの小さいカメラ向き。
    クイックシューがコインなどで閉めるタイプなので少し不便。
    推奨積載が2kgとちょっと頼りない一面も。
    でも三脚本体は一番軽くて1080g。
  • UT-63Qはその次にリリースされたウルトレックシリーズで、一眼レフカメラや重い望遠レンズ使用時は確実にこちら。
    クイックシューは裏のネジを回すと止められる便利タイプ。
    推奨積載が3kgと安心の設計。
    三脚本体は1590gとかなりズシリとくるサイズだが、三脚の足も太くなっていて安定感抜群。
  • UT-53Qはそのあとにリリースされたウルトレックシリーズで、Eマウント系のカメラや一眼レフカメラを軽い状態で使うならこちらでもいいかも。
    クイックシューはUT-63Qと同じタイプだが、少し小さく63Qにあった爪が無い。(縦位置で重量を保持する際に便利な背あてとして利用するもの)
    推奨積載は2.5kgと上記2機種の中間。
    三脚本体は1400gとUT-63Qに比べて190gだけ軽い。

 

こんな感じかな?

それぞれ専用のキャリングケースが付いてくるところなどは同じ。

大は小を兼ねるとも言いますしお値段的に見てもUT-53QとUT-63Qの差は実売で2000~4000円くらいしか差がないのですが、少しでも軽い方がありがたいのでUT-53Q を注文してしましました。

 

 

 

というわけで到着した UT-53Q です。

思ったよりも重くなくパッケージそのものは小さいです。

 

 

こんなキャリングケースに入っていました。

 

 

折りたたまれて一番コンパクトになっている状態がこちら。

 

 

三脚の足がこのように180度手前に開きます。

 

 

3本の足を開いた状態。

 

この部分、白い丸と白い棒がずれている状態からちょっと上に引っ張って…。

 

 

くるっと回して写真のように合わせるとロック完了。

その左に見えているレバーで足の開き具合を調整できます。

短くなっている足の先端を持ってくるっと回すと振り出し竿のように足がシュルシュルっと出てきます。

最後にもう一度反対側にくるっと回し閉めて固定します。

 

 

ウルトレックシリーズ紹介動画

 

 

 

収納時は小さくて、使用時にはかなり大きく使えます。

ちなみにそれぞれのどれくらいの高さになるかについてですが、

  • UT-43Q は 1550mm(EV未使用時 1388mm)
  • UT-53Q は 1560mm(EV未使用時 1401mm)
  • UT-63Q は 1510mm(EV未使用時 1362mm)

となっており、あまり変わりはありません。

 

UT-43Q にだけカラーバリエーションがあります。(お値段同じ、性能変わらずです)

 

ウルトレックシリーズですが見た目よりも良い意味で重量感もあり、よくある安い三脚とは一線を画した品質であることが手に取っただけでもわかります。

α7R用として考えてみても、現時点ではUT-53Qでも何も問題はありませんでした。

あとは未発売のフルサイズEマウント望遠レンズ、24-70 と 70-200のそれぞれで試せるチャンスが来たらまたご報告いたします。

 

撮影に出かける際、少しでも軽い三脚を…とお探しの方、ウルトレックシリーズもぜひ検討してみてくださいませ。

 

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