『αcafe モデル別使い方セミナー「α7R/α7」』潜入レポート @ソニーストア銀座

前回参加した『αcafe デジタル一眼カメラ“α” 入門セミナー』に引き続き、α7R/α7のオーナー専用のセミナー『αcafe モデル別使い方セミナー「α7R/α7」』に参加してきました。

今回のセミナーも一般の体験会とは違う有料のセミナーとなっており、前回の入門セミナーより少しお高めの5,000円(税別)。

 

 

こちらのセミナーは専門的な内容を含んでいるので知識に自信のない人には「入門セミナー」の受講が勧められています。(前回入門セミナーは受けているので、この点は問題なくクリアのはず)

 

モデル別使い方セミナー「α7R/α7」とは?(以下詳細ページより)

どんなセミナー?
ミラーレスでありながらフルサイズセンサーを持つα7R、α7の高い機能を実際の撮影にいかすには? 作例を紹介しながら、α7R、α7ならではの撮影テクニックや設定をプロカメラマンがわかりやすく紹介します。

 こんな方におススメ
・α7R、α7での撮影をさらに楽しみたい方
・他の一眼カメラからα7R、α7へ買い換え/買い増しされた方
・α7R、α7の機能や性能をいかした撮影をしたい方
・α7R、α7の操作方法に習熟したい方

レッスン内容
Lesson1 ・作例鑑賞
Lesson2 ・α7R、α7の機能と操作
Lesson3 ・さらにα7R、α7を使いこなす

レッスン詳細
【講座時間】  2時間
【使用機材】  デジタル一眼カメラα7R、α7
【注意事項】
 ・デジタル一眼カメラα7Rまたはα7をご持参ください。
 ・ご購入者様対象のセミナーです。α7R、α7のお貸し出しはできません。

 

 

というわけで、今回もやってきました銀座ソニービルの7Fにあるゲストルームです。

 

 

開始時刻の10~15分くらい前になると、ゲストルーム内に案内してくれます。

ちなみにこのフロアにはレストランとトイレくらいしかなく、早めに到着しすぎてもちょっと困ることになります。

素直に開始5分前くらいに到着で良いのかもしれません。

 

セミナーの教室に入っていくと、講師のアシスタントと思われる方が出迎えてくれました。

講師の方はセミナー用資料のチェックに忙しいのか奥にある講師用の席でVAIOノートの画面をずっと見ていました。

軽い会釈すらなかったので、かなり気難しい方なのかなと思ってちょっと不安になったのはここだけの話し。

 

今回の参加者は全部で10名、上は60代くらいから下は20後半くらいまで。(もちろん当ブログ管理人による推測なのですが)

α7R/α7 ユーザーのみを対象としたセミナーだからでしょうか、50代以上の方が過半数を超えていたようでした。

さらにすべて男性であったということも興味深いところです。

女性や若い方は比較的安価に楽しめるNEXシリーズに流れやすいのかもしれませんね。

ブログ読者のみなさんの気になるところの参加者が所持していたα7Rとα7の機種割合ですが、ちょうど半々くらいでしたよ。

 

 

レッスン内容ですが今回も配布されたテキストに準じた解説をしてくれました。

内容はこんな感じ。

 

テキストの解説
・フルサイズセンサー
・回折低減処理
・瞳AF
・AFエリア微調整(フレキシブルスポットの枠調整)
・α7Rとα7の違い(ローパスフィルターの有無、モワレ、オートフォーカスの違いなど)
これらをざっくりと説明。

おもなトピック
・コントラストAFは前後のピント合わせに強い
・位相差AF(α7のみに搭載)は横の動きに強い
・F22まで絞らないこと(回折低減処理の関係で)

設定(Cボタン、Fnボタンなど)のカスタマイズ方法について
・講師の方が普段使いしているボタンカスタマイズについて、その理由も解説

広角ズームレンズ(E 10-18mm F4 OSS SEL1018)について
・Eマウントレンズにはマスクが付いているがこのレンズだけない。10と18あたりはケラレるが、12-16あたりは実用的であるという話。(フルサイズ用のレンズではないため周辺光量落ちはさすがにあるけれど)

 

後半のWi-Fiの話しやダウンロードアプリの話しはザックリ落としてほぼ説明なし。

 

ここまででだいたい1.5時間くらい。

そしてここからようやく本格的な使いこなしの話しが始まるかと思っていたのですが、いきなり質疑応答に。

 

参加者のうち2名の方だけが、普段の撮影で疑問に思っている点についてなどを質問されていました。

 

質問のあった内容
・前ボケの写真を撮る際のAFの検出モードは何がいいか
・ホワイトバランスの取り方
・Aマウントの『Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM SAL2470Z』 と Eマウントの 『Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z』どちらがいいか
・記念写真を人に頼むとき失敗されないようにするためにどんな設定にして手渡せばよいか

 

質問が一切出なければ残りの30分は何をしていたのか不明です。

そして質疑応答後に余った時間で講師の方が海外で撮影されてきた写真を鑑賞する運びとなりました。

 

今回のセミナーの感想ですが、正価の5,000円をお支払する価値はちょっとないかなと思いました。(アンケートではかなり甘目に点数を付けました。誰が書いたかわかるような回収をされちゃいますしね)

参加者側から能動的に質問をするコーナーが無かったらかなりヤバい段取りだったような気がします。

 

初心者セミナーを受けていたにも関わらず、聞いたこともないテキスト内にも解説されていない専門用語が飛び交い始めてちょっと焦りました。(一部スマートフォンで調べながら受講していました)

セミナーのセンテンスごとに質疑応答があったわけでもないので、受講されている方の中には理解できずに進んでしまった方もいたんじゃないかと思います。

 

初心者講習からのステップアップにしては解説が少なく、それよりも知識のある方にはプラスアルファの情報が足りない構成というか。 (満足度が低いという意味で)

今のままの構成でいかれるのであれば、センテンスごとに理解度を確かめるようなケアは必須かもしれません。

さらに、質疑応答中心ということで実践的なセミナーとするのであれば、事前に質問内容を考えてくるように(あるいはメールであらかじめお送りしておく)した方がベターだとは思いますね。

 

全体の所感として前回の初心者セミナーとは違い、プロのカメラマンの方が講師を務めるようなセミナーの場合にはソニーストア側の企画を考えたチームの方が講師の方に何をして欲しいのか、きっちり精査してから構成を再検討された方が無難な気がします。

 

購入したα7Rかα7を持ってくるようにという指示はありましたが、受講者に撮影をさせてみるような段取りすらなかったのはちょっと肩透かしをくらった感じです。(正直、セミナー中に電源を入れる機会すらなかったです)

 

今回の 『αcafe モデル別使い方セミナー「α7R/α7」』の内容と満足度に比例したお値段を付けるとしたら、テキスト代込みで考えても3,000円いかないかもしれません。

 

もともとのセミナー趣旨にもあるように

 

ミラーレスでありながらフルサイズセンサーを持つα7R、α7の高い機能を実際の撮影にいかすには? 作例を紹介しながら、α7R、α7ならではの撮影テクニックや設定をプロカメラマンがわかりやすく紹介します

 

という段取りと内容でお願いしたかったですね。

※講師の方の解説スキルに問題があるというわけではないので、そのあたりは誤解なきようお願いします。

 

次回のセミナー内容の充実を期待しつつ今回の潜入レポートを終わります。

お疲れさまでした。

 

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