Synology DiskStation DS412+ レビュー インターネットからのアクセス

Synology DiskStation DS412+ レビュー インターネットからのアクセス

ルーター側の設定については1つ前の記事で簡単に解説をしていますが、グローバルIPアドレス、ローカルIPアドレスについてはもう一度良くお読みになって理解を深めておいてください。

さて、DS412+をインターネットからアクセスできるようにするための準備として以下の手順が必要になります。

 

    1. DS412+ の固定IPアドレスを決めておく。
    2. ルーター側の設定で、グローバルIPアドレスへ来た特定ポートの通信をDS412+の固定IPアドレスへ転送するようにあらかじめ設定しておく。(この設定がポートフォワード)
    3. DS412+自身の設定画面で、インターネットとやり取りをする際に利用するLANポートの固定IPアドレスを設定しておく。

 

1番と2番が1つ前の記事内で設定(あるいは決めた)ものになります。

今回はこの3番目の項目の設定方法について解説します。

 

DS412+の設定は、メーカー推奨の方法ですと以下の機能、EZ-Internet ウィザードを利用すればよいはずなのですが…。

 

 

ちなみに、赤く囲ってあるクイックスタートや左上のアイコンから呼び出せる機能になっています。

 

 

 

ただ、この先に進むと色々と問題が発生するケースが多いので、これ以上進むのは自己責任でひとつ。

個人的にはお薦めしません。

 

安全に以下の手動設定をしてみましょう。

 

 

コントロールパネルアイコンをクリックし、ネットワークを選びます。

 

 

 

DNSサーバー、デフォルトゲートウェイに、ルーター側で設定されている値を入力してください。

たぶん、192.168.1.1 などになっているケースが多いのではないでしょうか。

 

次にDS412+に固定IPアドレスを指定します。

 

 

DHCPサーバーのネットワーク設定を自動取得できれば、図の説明の通り指定するだけで大丈夫のはずなのですが、何度やっても認識しなかったのでこちらも手動設定です。

難しい設定ではないので、こちらもトラブルが無いように手動をお薦めいたします。

DS412+ の固定IPアドレスを設定することになるので、他の機器が利用していないものを入力します。
このとき、設定したIPアドレスの値に対してルーターからポートフォワード設定されていないといけません。
(値を同じにしてください)

サブネットマスクはデフォルトのままで大丈夫です。

ネットワークの設定が無事に終わると、インターネットからDS412+が見えるようになります。

 

ちなみに、ルーターのポートフォワード設定を自動でするためのツールも用意はされているのですが…。

 

 

このツールはコントロールパネル、ルーターの設定にあります。

 

 

 

ルーターの項目をプルダウンすると、自動設定に対応しているルーター機器一覧が表示されます。

 

 

 

ところがデフォルトで用意されているのはバッファローの一部の機種のみなので、設定できずに断念する方が多いハズ。

さらに最近はルーターの機能は停止してブリッジ接続をした状態で利用しているケースが多いと思われますので、この自動設定機能はまず利用できないと思った方がいいでしょう。

 

さて、本題に戻ります。

とりあえずこの状態でもインターネットからDS412+へアクセスすることは可能になりました。
ブラウザにグローバルIPアドレスを入力すれば、DS412+が見えるようになっているかと思います。

しかし、以前にもお話ししたようにグローバルIPアドレスというのはプロバイダ側と特別な契約をしない限りは変動的な数値になります。
どんなものに変化するかもわからないので、その都度調べるのは非常に手間がかかりますし実用的とは言えません。

 

そこで活用されるものがDDNS(ダイナミックDNS)というもので、変動的なグローバルIPアドレスを特定のURLに自動で置き換えて管理してくれるサービスです。

プロバイダ側が有料で(あるいは無料で)用意しているケースもあるのですが、世界中に無料でこれらのサービスを提供してくれているところがあります。(Synology社も無料でサービスを提供してくれています)

 

それではDDNSを設定します。

 

 

コントロールパネルから EZ-Internet を選択します。

 

 

 

すでに利用中のDDNSがあればそちらを入力します。(下記の登録の項目は飛ばします)

利用をしたいDDNSのサービスプロバイダをプルダウンから選択をして、今すぐ登録を選んでください。
(一度この画面から設定してあれば、再登録は必要ありません)

サービスプロバイダ名を選ぶと、利用できるホスト名の一覧が表示されるので好きなものを選択します。

○○○.△△△.××× の ○○○の部分は、自分で好きな名前を付けられるようになっているはずです。

ユーザー名、パスワードも設定すればDDNSの設定は完了です。

 

無事にこの画面から登録が完了すると、ステータスが 正常 に変化するはずです。

ゲートウェイ情報の内部アドレス、外部アドレスも合せてチェックしてみてください。

この外部アドレスが、グローバルIPアドレスです。

 

 

 

もう1つのタブ、Quick Connect も画面のように設定しておくとあとで便利です。

ただし注意書きにあるようなルーターの設定は基本的にはできないと思った方がいいです。(前述のとおり)
設定が必要な場合には、ルーターのポートフォワードの設定値に合せてアプリケーションごとに個別にセットしましょう。

 

これで、○○○.△△△.××× : 転送ポート番号 と、ブラウザに入力するだけで自宅の DS412+ へアクセスできるようになります。

 

そうそう、こちらのチェックもしておいてください。

 

 

コントロールパネルから、WebDAVをクリックして開きます。

 

 

WebDAV(ウェブディーエーブイ、ウェブダブ)というのは、パソコンなどで作成されたファイルを、DS412+とやり取りする際に必要になる機能のことで、ブラウザなどで利用されるHTTPの仕様を拡張してくれるものです。

FTPにも似ていますが、HTTPベースでファイル・フォルダの複製・移動・削除が行えるようになります。

スマートフォンからDS412+とファイルをやり取りするアプリ、DS Fileを利用する場合にもこのWebDAVがあらかじめ有効になっている必要があります。

 

次の記事ではDS412+ を利用し始める前に対処しておきたいセキュリティ設定を、実体験をもとにお話しします。

 

 

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